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ドキシペップ(Doxy-PEP)とは

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【予防薬について】


最近よく取り上げられている性病の予防薬についてです。
よく耳にするのはドキシペップ(Doxy-PEP)という名称ですが、
これは性病予防を目的とする内服方法の名称となり、正式な薬剤名は「ビブラマイシン」といいます。
有効成分のドキシサイクリンを含む、幅広い細菌に対して有効な抗生物質です。
このビブラマイシンには炎症や痛みを引き起こす細菌の増殖を抑える効果があります。
その作用により、感染部位での菌の数が減少し、身体の免疫力が回復することで感染症を治療することができるのです。
性病以外にもニキビや咽頭炎などにも使用されます。

【効果・内服方法】

最近の研究でクラミジア、淋病、梅毒のリスクを約1/3まで減少させる予防効果があることが報告されています。
予防の飲み方は、感染が疑われる不安な性行為後72時間以内に200mgを服用してください。
また、内服は早ければ早いほど良く、不安な行為から24時間以内に服用できると、より効果的な予防が可能です。
ですが、この予防法はコンドームなしの性行為を推奨するものではありません。
必ずしも、内服したからといって防げるものではないということをご留意ください。

【内服時の注意点】

①内服中は飲酒を控えてください
効果が高まり副作用が強く出る可能性があります。
また飲酒により免疫力が低下してしまいます。

②内服前後2時間以内に乳製品は摂取しないでください
吸収を妨げられてしまい、効果が発揮されない可能性があります。

③安易に多種の抗生剤の服用をしないでください
ビブラマイシンだけではなく抗生剤全般になりますが、むやみやたらに抗生剤を使用することで
薬剤耐性菌といって、薬の効きが悪い、あるいは効かない菌を発生させる可能性が高くなります。
そうなると、今後治療をする際に、抗生剤の選択肢が狭まってしまうのです。
結果が出ていない検査の治療を先にすることも耐性菌を増やしてしまうことに繋がります。
ビブラマイシンを服用する際も医師に相談した上で内服するようにしてください。

【内服できない人】

ビブラマイシンの成分やテトラサイクリン系の抗生物質のアレルギーがある方は内服ができません。
肝機能障害がある方、妊婦・授乳婦の方も内服いただけません。

【副作用】

食欲不振・吐き気、嘔吐・腹痛・下痢・口内炎・舌炎・発疹などがあります。
主に多いのは吐き気、食欲不振です。
これはビブラマイシンの抗菌作用が体内に存在する常在菌に及んでしまい、バランスを一時的に変化するために起こります。
吐いてしまった場合は、水分補給をしっかり行ってください。
制吐剤を使用しても大丈夫ですが、内服するたびに嘔吐するようであればビブラマイシンの使用自体を止めた方がいいでしょう。

ビブラマイシンは市販されておりません。
海外からの自己輸入も偽物や粗悪品の流通、健康被害のリスクがあるためオススメいたしません。
自費にて販売しているクリニックで医師に相談の上、処方しもらう方法が一番安心でしょう。